12.05.24
ドワンゴ
代表取締役会長 川上量生(かわかみ・のぶお)氏
道端を作ろうという考え。
見知らぬ人がいろんなことをしてる。
知らない人だけど、何か一緒のものを見ているときは一体感が得られる。
創作の輪
曲を聞いた人がCGを作り、それを見た人が歌を歌うというように。
知らない人達が一つの作品を作り上げていく面白さ。
思いもよらない出来になったりする。
週1回ドワンゴ出社、4回はジブリに出社
鈴木氏の下で働いている。
働くと言うか、一緒に居たいという気持ち。
ラジオで弟子にしてくださいと言った。
鈴木氏は「あ、この人は本気だ」と思った。
金言1:株価や利益に縛られる生き方は ぬるい
金言2:理屈では語れない価値に目を向ける
理屈の方が未熟であるということもあるのではないか。
理屈が追いついていない現象。
-----------------------------------------------------------------
12.05.17
神戸屋
代表取締役社長 桐山健一(きりやま・けんいち)氏
創業家5代目
「神戸屋」では、製造部門だけに留まらず、
本社勤務の社員たちも「パン作りの国家資格」を持っている。
パンの作り方を知らずに、その人の労務管理がなぜできるのか?
という考え。関係業務も全て同じ。
パンを食べて欲しいからレストランを作った。
しかし、お客は皆ご飯を選ぶ。
そこで少しずつご飯に合わない味に変えていった。
レストランで75年に始めてパンだけになるまで25年。
それまでご飯があった。
パンが活きる環境、庭を作っていった。
いきなり世界を変えるのは困難だが、自分の領域内は自分の好きに出来る。
そこを変えていったということか。
パン職人世界一を多く擁す。
日本のパン製造の開拓者。
美味しさを求めて機械から手作りへ。
世界の動きと逆行している。
新商品は月に150種類
そのうち商品会議で削られて90種類。
レストランのメニューを入れるともっと増える。
これが今の標準のビジネススピード。
これは落とすことが出来ない。
当たりハズレが大きい、やめる決定も早い。
1週間で終わるものもある。
-----------------------------------------------------------------
12.05.10
富士フイルムHD
代表取締役社長・CEO 古森重隆(こもり・しげたか)氏
体育会系だわ。
決める時は決める。
逃げる時は逃げる。
しかし、会社の危機的状況からは逃げなかった。
金言1:勝負できる分野は何か 徹底的に洗い出した
自分たちが戦えないところでいくらやってもダメ。
自分たちの技術で勝負できる、いい製品が出せる分野はどこか。
徹底的に議論して、何が強みか、どこで活かせるかを突き詰めていった。
化粧品という答えが出てきた。
肌が食べるジェル。ASTALIFT。
肌の老化を防ぐアスタキサンチンが主成分。
これはそのままでは水に溶けない。
ナノ化することで水に溶けるようになる。
写真フィルムの表面には0.02mmの色の層がある。
ここはさらに20もの層になっている。
このナノ化の技術が使われている。
フィルムはコラーゲンを扱っている。
それをとことん研究してきた。
肌の要素もコラーゲンなので何故やらないのかという話。
少しは反対もあったが、決めたら一気に全軍が動いた。
大企業病ではなかった。
うちの会社は強いと思った。
コダックの存在がエネルギーの源だった。
巨人コダックに追いつけ追い越せというわかりやすい目標。
全社員が一斉に同じ方向を向ける風土があった。
創業時から挑戦者。
チャレンジャー精神を持ち続けているのがコダックとの違いだった。
デジカメの普及によって
写真フィルムの売り上げは2000年のピーク時の10分の1になった。
主力製品がなくなってどうするのか。
車が売れなくなったトヨタはどうするのかという状況。
フィルム全盛期にかけて
コダックはフジフィルムを攻めてきたが、
両社にとっての本当の敵はデジタル化だった。
画像診断システム。医療分野。
類似画像を表示。
化粧品、医療分野で売り上げ2900億円。
急速な事業改革を行った。
富士ゼロックスの連結子会社化など。
液晶に使われているタックフィルム。
元はフィルムの基材。
偏光板を1枚作るのに最低2枚必要。
偏光版は液晶に2枚は必要。
透明度が非常に高い。シェアNo.1で70%。
売り上げ2000億円。
大きなフィルムを作れるのは今はフジフィルムだけ。
ベルトから冷却ドラム方式にして、生産性を挙げてコストも下げた。
工場は極秘の塊。
SCAT計画として30年前から研究していた。
SCATはS(スーパ)TACの暗号コード。
生産性を従来の2倍にするという目的。
圧倒的な技術が利益を生むという考えを社員が皆持っていた。
圧倒的な技術でトップを取り、次は先頭を走り続けていく。
熊本工場への設備投資の段階では液晶かプラズマか
どちらが主流になるかわからなかった。
社長が判断して投資を決定した。
1988年世界初のフルデジタルカメラ「DS-1P」を作っている。
新しく建設した先端研究所では1000人もの研究者が働いている。
さまざまな分野の研究が行われている。
熱を伝えないフィルム。
フィルム表面に銀の粒子を塗布。
電気を伝えるフィルム。
ミネルバの梟が研究所のシンボル。
外壁にも描かれている。
ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ。
一つの時代の終わり=黄昏にミネルバは梟を飛ばして世の中を探らせた。
そして明日をどうするかを考える。
コアビジネスを変えなければいけない状況に重ねている。
フジフィルムは創業からずっと危機感を持ち続けることが出来た会社だと思う。
これからの環境はドラスティックに変わっていく、
それに対応するには小手先の変革や改革ではダメ。
ダイナミックな改革を「賢く、正しく」行っていくことが必要。
そしてそのダイナミズムを支えるのは技術力である。
先進独自の技術で世の中に貢献する。
ドワンゴ
代表取締役会長 川上量生(かわかみ・のぶお)氏
道端を作ろうという考え。
見知らぬ人がいろんなことをしてる。
知らない人だけど、何か一緒のものを見ているときは一体感が得られる。
創作の輪
曲を聞いた人がCGを作り、それを見た人が歌を歌うというように。
知らない人達が一つの作品を作り上げていく面白さ。
思いもよらない出来になったりする。
週1回ドワンゴ出社、4回はジブリに出社
鈴木氏の下で働いている。
働くと言うか、一緒に居たいという気持ち。
ラジオで弟子にしてくださいと言った。
鈴木氏は「あ、この人は本気だ」と思った。
金言1:株価や利益に縛られる生き方は ぬるい
金言2:理屈では語れない価値に目を向ける
理屈の方が未熟であるということもあるのではないか。
理屈が追いついていない現象。
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12.05.17
神戸屋
代表取締役社長 桐山健一(きりやま・けんいち)氏
創業家5代目
「神戸屋」では、製造部門だけに留まらず、
本社勤務の社員たちも「パン作りの国家資格」を持っている。
パンの作り方を知らずに、その人の労務管理がなぜできるのか?
という考え。関係業務も全て同じ。
パンを食べて欲しいからレストランを作った。
しかし、お客は皆ご飯を選ぶ。
そこで少しずつご飯に合わない味に変えていった。
レストランで75年に始めてパンだけになるまで25年。
それまでご飯があった。
パンが活きる環境、庭を作っていった。
いきなり世界を変えるのは困難だが、自分の領域内は自分の好きに出来る。
そこを変えていったということか。
パン職人世界一を多く擁す。
日本のパン製造の開拓者。
美味しさを求めて機械から手作りへ。
世界の動きと逆行している。
新商品は月に150種類
そのうち商品会議で削られて90種類。
レストランのメニューを入れるともっと増える。
これが今の標準のビジネススピード。
これは落とすことが出来ない。
当たりハズレが大きい、やめる決定も早い。
1週間で終わるものもある。
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12.05.10
富士フイルムHD
代表取締役社長・CEO 古森重隆(こもり・しげたか)氏
体育会系だわ。
決める時は決める。
逃げる時は逃げる。
しかし、会社の危機的状況からは逃げなかった。
金言1:勝負できる分野は何か 徹底的に洗い出した
自分たちが戦えないところでいくらやってもダメ。
自分たちの技術で勝負できる、いい製品が出せる分野はどこか。
徹底的に議論して、何が強みか、どこで活かせるかを突き詰めていった。
化粧品という答えが出てきた。
肌が食べるジェル。ASTALIFT。
肌の老化を防ぐアスタキサンチンが主成分。
これはそのままでは水に溶けない。
ナノ化することで水に溶けるようになる。
写真フィルムの表面には0.02mmの色の層がある。
ここはさらに20もの層になっている。
このナノ化の技術が使われている。
フィルムはコラーゲンを扱っている。
それをとことん研究してきた。
肌の要素もコラーゲンなので何故やらないのかという話。
少しは反対もあったが、決めたら一気に全軍が動いた。
大企業病ではなかった。
うちの会社は強いと思った。
コダックの存在がエネルギーの源だった。
巨人コダックに追いつけ追い越せというわかりやすい目標。
全社員が一斉に同じ方向を向ける風土があった。
創業時から挑戦者。
チャレンジャー精神を持ち続けているのがコダックとの違いだった。
デジカメの普及によって
写真フィルムの売り上げは2000年のピーク時の10分の1になった。
主力製品がなくなってどうするのか。
車が売れなくなったトヨタはどうするのかという状況。
フィルム全盛期にかけて
コダックはフジフィルムを攻めてきたが、
両社にとっての本当の敵はデジタル化だった。
画像診断システム。医療分野。
類似画像を表示。
化粧品、医療分野で売り上げ2900億円。
急速な事業改革を行った。
富士ゼロックスの連結子会社化など。
液晶に使われているタックフィルム。
元はフィルムの基材。
偏光板を1枚作るのに最低2枚必要。
偏光版は液晶に2枚は必要。
透明度が非常に高い。シェアNo.1で70%。
売り上げ2000億円。
大きなフィルムを作れるのは今はフジフィルムだけ。
ベルトから冷却ドラム方式にして、生産性を挙げてコストも下げた。
工場は極秘の塊。
SCAT計画として30年前から研究していた。
SCATはS(スーパ)TACの暗号コード。
生産性を従来の2倍にするという目的。
圧倒的な技術が利益を生むという考えを社員が皆持っていた。
圧倒的な技術でトップを取り、次は先頭を走り続けていく。
熊本工場への設備投資の段階では液晶かプラズマか
どちらが主流になるかわからなかった。
社長が判断して投資を決定した。
1988年世界初のフルデジタルカメラ「DS-1P」を作っている。
新しく建設した先端研究所では1000人もの研究者が働いている。
さまざまな分野の研究が行われている。
熱を伝えないフィルム。
フィルム表面に銀の粒子を塗布。
電気を伝えるフィルム。
ミネルバの梟が研究所のシンボル。
外壁にも描かれている。
ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ。
一つの時代の終わり=黄昏にミネルバは梟を飛ばして世の中を探らせた。
そして明日をどうするかを考える。
コアビジネスを変えなければいけない状況に重ねている。
フジフィルムは創業からずっと危機感を持ち続けることが出来た会社だと思う。
これからの環境はドラスティックに変わっていく、
それに対応するには小手先の変革や改革ではダメ。
ダイナミックな改革を「賢く、正しく」行っていくことが必要。
そしてそのダイナミズムを支えるのは技術力である。
先進独自の技術で世の中に貢献する。
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